みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について、またその他撮影に関してのお話をしています。
今回も「脚立」についてのお話です。前回は脚立を使った撮影方法についてでした。
今回は実際に年に何十回も脚立を使って撮影している私が、撮影にはどんな脚立がいいのか?場面に応じて、移動も考えてどんなものがオススメか?を説明していきたいと思います。
Contents
業務用は必要なし!家庭用の脚立で充分です
色んなものには「家庭用」と「業務用」というものが存在しますが、それは脚立でも同じです。
撮影に関して言えば、家庭用で十分です。業務用をわざわざ買う必要はほとんどありません。
ちなみに業務用脚立とはこういうものです↓
5段以上の高い脚立とか、ガソリンスタンドの洗車コーナーに置いてあるような横に長い脚立などが出てきますね。
もしご自身でスタジオを持っているならば、一台くらいはこういう大きな脚立を持っていてもいいかもしれません。
ただ、外で撮影をするのであれば、こんなに大きな脚立は持ち運びできませんの。
通常、業務用脚立は不要ですね。
撮影には2段脚立か3段脚立がほとんど!
カメラマンが脚立を使用するとき、ほとんど2段脚立か3段脚立を使います。
上記画像のようなものですね。
ただ、検索結果を見ると「両側から乗れるタイプ」と「片側からだけ乗れるタイプ」があることがわかるでしょうか?
段の上に手すりのようなものが付いているのが片側タイプです。
これらは一長一短で、
片側タイプ・・・持ち運びは少々かさばる。安定感はこっちのほうがある
両側タイプ・・・持ち運びは折りたたんで持ちやすい。少し不安定なので特に一番上の天板の部分は乗らないほうがいい(乗らないでくださいと書いています)
という特徴があります。
どちらでもいいとは思うのですが、私個人としては両側タイプのほうが使い勝手がいいかな、と思います。
両側タイプは両方の足で脚立を挟んで立つこともでき、これだと安定感も増してとても便利だからです。
追記:脚立の安全な使い方という記事を発見しました。どうやら両側にまたがるのは危険なようです。。私も気を付けます。。
かさばるけど安定感のある幅広脚立、持ち運び便利だけど天板に乗るのはオススメしない標準脚立
さて、脚立は2段3段など違いがあることがわかりましたが、もう一つ「幅の広さ」も違いがあります。
これは天板の広さに違いがあり、標準だと結構細いです。標準の広さの天板の脚立には、「落下の危険があるので天板には乗らないでください」と書かれています。それでもカメラマンは乗るときがあるので、そのときは縦には乗らないようにしています。
一方で幅広天板の方は、天板に乗ってもいいように設計されているので、そのような記載はありません。
実際に乗ってみればわかりますが、幅が広い分落ちる心配は標準に比べてかなり軽減されます。
ただし、安物だと結構軋んだりするので、恐怖感はあまり変わらないときもあります。
一度ホームセンターなどを見てみて、どんな具合なのかを試してみてもいいのではないでしょうか。
車以外で移動するなら折りたたみ式も便利!
「私そもそも車持ってないんだけど、そんなときはどうすればいいの?」
こんな声、あると思います。
カメラバッグは良いけど、脚立まで持って電車に乗れない、そんな方いらっしゃると思います。
そこでオススメなのが「折りたたみ式の踏み台」です!
カラフルなのがまず目を引きますね。
もちろん脚立に比べると高さの面では劣ってしまいますが、なんといってもこの踏み台は一枚の板の薄さにまでワンタッチで折り畳めるのがすごい!
折りたたんだ時に持つところができますし、薄くなるので持ち運びがとっても便利。
さらに耐荷重も80kgや150kgなど、耐えられるのが多いので、人一人が乗るくらいならまず問題ありません。
これも日常生活でも便利ですし、カラフルなのでインテリアにもピッタリ。
もっておいて損のない商品です!
折りたたみ式踏み台に関しては色んなメーカーが出しているので、「耐荷重・高さ」あたりを気にして購入してみるとよいでしょう。検索結果も載せてみましたのでどうぞ御覧ください↓
私が一番オススメするのは「幅広の2段脚立」
さて、ここまで説明してきたのですが、私が一番オススメの脚立についてです。
それはズバリ「幅広の2段脚立」!
2段脚立なら十分高さを生かした撮影が可能ですし、3段脚立よりも場所を取りません。持ち運びも多少軽くて便利です。
さらに幅広にすることによって、安定感も抜群!その分重くはなりますが、自分が乗るのですから安全性は確保しておきましょう。
個人的なオススメは「長谷川工業」さんです。
長谷川工業 ホームページ 2段踏み台幅広タイプ(3段の写真が出ますが、2段も選べます)
これを調べて初めて知ったのですが、家庭用サイズのものは「脚立」ではなく「踏み台」と呼ぶのですね。
以前お笑い芸人「尼神インター」の渚さんがイメージキャラクターに起用されたことで一躍注目の的となった企業ですね。
ここの脚立は安定感もあり、かつ軽いのでとても便利です。
ホームページだと4台からになっているので、実際購入するならECサイトがいいですね。
その他いろいろなメーカーから出ていますので、ぜひお財布と相談しながら選んでみてください!
会場で借りられないか聞いてみるのもアリです
色々書いてきましたが、それでもどうしても持ち運べない、どうしても購入はできない。
そんな方がいらっしゃるのであれば、撮影会場からお借りするというのも一つの手です。
特に、大きな脚立は持っていくだけでも大変。
室内で大人数での集合写真が予定されている場合などは、まず俯瞰撮影(高い位置から撮影)ができる場所を探し、なければ会場のスタッフと打ち合わせをして大きい脚立を借りるのが良いでしょう。
そこまで大きい撮影でなくても、2段3段などの踏台は事務所などにはだいたい置いているものです。
どうしても、という場合は交渉してみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
以上ここまで説明いたしました。
家庭用の脚立(踏み台)で充分
撮影で使用するのは2段か3段の脚立がほとんど
天板は安定感のある幅広タイプ、持ち運びしやすく軽い標準タイプがある
折りたたみ式の踏み台も便利!
私のオススメは「2段踏み台天板幅広タイプ」
どうしてもの場合は会場などから借りるべし
脚立、踏み台は日常利用もできるものなので、ご家庭に一台は持っておきたいですよね。
それはそのまま撮影にも使うことができるので、色んなタイプを検討して自分にあったものを使ってみてくださいね!
前回の「脚立を使った撮影について」はこちらから読めます。撮影方法について知りたい方はぜひご一読を。