(集合写真)並べ方について考えよう
いらすとや から。

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、撮影方法についてお話ししています。

今回も集合写真について。そのなかでも、「並べ方」についてお教えします。

良い集合写真を撮るために、並べ方はとても重要です。ぜひとも覚えておきましょう!

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列ごとの人数を少し変えよう

例えば30人の集合写真を3列で撮影するとなったとき、10人の3列を作るのではなく、9人・10人・11人の3列を作るのです。

これは同時に、前の人の間に並んでもらうということでもあります。

同じ人数で列を並べてしまうと、前の人の真後ろに人が立ってしまいます。

そうなると後ろの人の顔は見えても体が見えない、最悪顔が隠れてしまうという状態になります。

カメラマンが集合写真を撮影するときに一番避けたいのが顔が隠れてしまうこと。

あらかじめそのような事態を起こしにくくするために、列の人数を変え、後列は前列の人の間に立ってもらうのです。

団体のトップの人を最前列の真ん中にしよう

学校であれば校長先生、クラスであれば担任の先生。

企業であれば会長や社長。

同窓会であれば、当時の担任の先生。

サークルであれば幹事、部活なら部長。

敬老会などであれば年長者。

団体には必ず長(おさ)がいますので、その方を前列の真ん中に来ていただくようにしましょう。

最前列が座る・しゃがむ時は少し変えてもいいかも?

団体の長が最前列の真ん中に来るのは、最前列に椅子があり、座っていただくことが前提です。

そうではなく、最前列が座ったり、しゃがんだりするときはその場の状況やトップの方の年齢も考えるべきです。

例えば団体の長がご高齢で足が悪いとなれば、しゃがむのは大変です。そんな時は2列目の真ん中に椅子を置き、座っていただいてもいいでしょう。

やり方は色々です。その場に合わせて、並べ方を組み替えましょう。

必ず前列から並べよう

並べ方の大原則です。むしろ前列さえ奇麗であれば後列はそれなりでも何とかなる時もあるくらい。

最前列は頭から足の先まで写るのが基本なので、並び方をキレイにする必要があります。ひとりだけ離れているだとか、向きがおかしいとかは良くないのです。

対して後列になれば、上半身は写りますが正直下半身はあまり写りませんし、足なんてほぼ写りません。

写真において写る度合いが違うので、まずは前列をきれいに並べ、そのあと後列をそれにあわせて並べていくことが、写真をきれいに取る上で重要になるのです。

人数背景のバランスを考えて並べよう

観光地であれば、背景にその観光地を象徴するものを写したいですよね。

それでは、写したいモノはどのくらいの大きさで、どのくらいの横の長さがあるでしょうか?

また、並べる場所は十分な広さがありますか?

これらを考えることで、広角にしないと撮れないのか、標準で十分撮影できるのかが決まり、一列に何人ずつ並べればバランスがいいかも決まり、背景とどれだけ近づくといいのかも決まります。

ただ、これらは慣れが必要です。感覚がつかめず、写真に収まりきれなかった、ということを私も何度もやってきました。いまだに失敗しますしね。

背景も考えて集合写真を上手く撮りたいのであれば、これらを考えながら並べる場所を決める必要があります。

ひな壇や階段がある場所では、写真の比率に合わせて並べること。

さきほどとは逆に、背景のあまり関係のない場所でひな壇を使ったり観光地にある階段やベンチなどを使って撮影ができる場合には、みんなの顔がより大きく撮れるように、写真の比率に合わせた並べ方をしてみましょう。

写真の比率はだいたい3:2か4:3で、横長の長方形です。一列に並べる人数を多くしすぎると、その分上下が余って無駄の多い写真になり、みんなの顔も小さくなります。

私の感覚ですが、40人でひな壇があれば、10人・9人・10人・11人の4列を作ります。

その場その場で使えるものは使って、列を作って、なるべくみなの顔が大きく見えるように並べることが大事です。

まとめ

以上5点説明いたしました。

1.偶数奇数偶数・・・か奇数偶数奇数・・・で並べる

2.団体の代表者は真ん中に。

3.必ず前列から並べる

4.人数と背景のバランスを考える

5.写真の比率にあわせて並べる

集合写真は奥が深くて難しいですが、ほかの撮影と同様に何度もやって覚えるものですので、一回一回の撮影を試行錯誤しながら行っていきましょう!

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