みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは日々撮影の方法について解説しています。
今回も陸上競技の撮影についてです。今回はフィールド競技について。
フィールド競技といえは、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げや槍投げ、三段跳びなどですね。トラックを使わない競技全般のことを言います。それぞれで撮影のコツは違うので、それぞれ解説していきます。
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Contents
レンズは望遠レンズ、できたら300mmは欲しいところ
まずはレンズについて。これはトラック競技と同じです。300mmくらいは欲しいところです。
というか、トラック競技を撮影しにきていたら、フィールド競技も同じレンズで撮影できたほうがいいでしょう。両方撮影できるとなると、このくらいの焦点距離のレンズがあってほしいところですね。
次からは各フィールド競技の説明に入ります。
走り高跳び:選手の飛ぶ方向、顔の向きを見極めて、対角線上から撮影する。脚立があるとなおよし
まずは走り高跳びについて。走り高跳びは、選手が走って150cmくらいあるようなバーを飛び越える競技です。
この競技で一番飛ばれる形は、背中をバーのギリギリに通してジャンプする方法です。実際に撮影すると、顔が逆さまに写ります。
まずは選手によって助走をつける方向が違うので、そこは随時選手を見ながら確認してください。
実際に跳ぶときは、ピントを合わせるのが少し難しいです。私の場合は、下のマットの、「このあたりで跳ぶだろうな」というくらいに置きピンをして撮影していました。
そして、選手の助走をつけるのと反対側、つまり対角線から狙っています。これで、選手が跳んだときに顔が見えやすくなります。
走り高跳びの撮影は、脚立が有るとより一層撮影しやすくなります。3段脚立の一番高いところで撮影すると、選手の顔も見えやすくなるのでおすすめです。
ただし、選手や競技の邪魔にならないところで行うようにしましょう。
走り幅跳び・三段跳び:置きピン撮影がベター。ジャンプするあたりで連写するのみ
この2つは直線を走って、最終的には砂場に跳びます。幅跳びはとにかくどれだけ跳べるかのみで、三段跳びはどれだけ跳べるかに加えて、三段跳びがしっかりできているかも見られます。
この2つを撮影するときは、置きピン撮影が便利です。
砂場の入り口あたりに置きピンをして、あとはタイミングが来るまで待つ。選手が来たら焦らずに、ジャンプをした瞬間くらいから連写で撮影。置きピンの位置を間違えなければ、大きな失敗をすることはありません。
注意がひとつあるとすれば、ジャンプをしたときに手が写真から見切れたりしないようにすることが大事です。選手はジャンプをしているので思い切り上に跳んでいます。そこを考えた上で、画角を決めておきましょう。
砲丸投げ・槍投げ・円盤投げ:投げる瞬間を連写するのみ!選手の表情で良い瞬間は変わる
いわゆる打擲(とうてき)競技です。何かを投げる競技ですね。ハンマー投げは撮影したことないので割愛させてください。
やり投げや円盤投げは、助走をつけて投げることが多いです。走ってくる人にピントを上手く合わせつつ。これらは投げた瞬間を連写して、投げた直後まで写真に残しておくのがいいでしょう。
砲丸投げは他と違ってそう何十メートルも飛ぶ競技ではないので、比較的撮影しやすいかもしれません。
撮影のタイミングは同じです。投げる瞬間と投げた直後です。この2つを見ておけば自分の写真がいいかふぉうかがわかりやすいと思います。
最後にこれら投げる競技というのは、選手はかなり力んで競技をおこなうので、場合によってはフォームがよくても表情がよくないのでボツ、ということがよくあります。何度か撮ってみて変わらなければ諦めますが、上手いタイミングがないかは探しておきましょう。
棒高跳び:棒を地面につけたあたりから連写。最高到達点の写真は難しい。棒を持って走るところも良し
最後に棒高跳びの撮影について。
棒高跳びは長い棒を使って高い位置にあるバーを乗り越える競技です。
撮影する部分は、最初は走っているシーンを撮影します。抑えですね。
次に、実際に棒を地面に向けて上にあがる直前です。そして、上にあがってバーを越えるシーン。
最後は実際にできるかはかなり疑問ですが、撮影はやっておきましょう。
棒高跳びは上下の移動が激しい競技なので、撮影は結構難しいですね。
まとめ
以上5点説明いたしました。
- 望遠レンズ・300mmくらいがいい
- 走り高跳び;脚立を使ってバーを乗り越える瞬間を狙う
- 幅跳びなど:置きピン撮影がベター
- 投擲競技;投げる瞬間と直後を連写。たまによくない表情の子がいるので注意。
- 棒高跳び;棒を持って走っているところが抑え、あとの実際に跳んでいるところは撮れるかわからない
フィールド競技はそれぞれにバリエーションがあります。ひとつずつ確実にこなしてカメラの技術を上達させていきましょう!
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