バスケットボールの撮影方法のコツを解説します(スポーツ撮影)
バスケットボールの撮影

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは日々撮影方法について解説しています。

続いています、スポーツ撮影シリーズ。今回はバスケについてです。

バスケは室内撮影になるので、それなりのカメラにならないと難易度が格段に上がります。

そんななかでも撮影したい、そんな方はぜひこの記事を読んでみてください!

他のスポーツ撮影の記事についてはこちら↓

野球の撮影について

サッカーの撮影について

バレーボールの撮影について

テニスの撮影について

卓球の撮影について

剣道の撮影について

陸上(トラック競技)の撮影について

陸上(フィールド競技)の撮影について

水泳の撮影について

陸上(トラック競技)の撮影について

陸上(フィールド競技)の撮影について

水泳の撮影について

プロフェッショナルなクオリティーを求めるなら【プロの撮影】にお任せ!

Contents

レンズは望遠レンズ。70-200mmくらいあればよい

どのスポーツ撮影でもそうなのですが、望遠レンズが必須です。とにかく望遠レンズです。

ただしどのくらいの望遠かは競技によって異なりまして、室内の競技だと70-200mmくらいあれば十分なことがほとんどです。バスケットも例にもれず、このくらいのレンズがあれば、十分撮影ができるかと思います。

どちらかというと大事なのは絞りの方で、これは会場の明るさに大きく左右されますが、外の光がある程度入ってくるような会場であれば問題はありません。ただし、すべてカーテンを閉め切ったような暗い会場になると(肉眼では暗くないです。カメラと肉眼での暗いは違います)、絞りが明るいほうが有利です。そうなると、開放値がF2.8のレンズがほしいところです。大は小を兼ねるといいますので、このレンズがあった方が、明るい会場でも対応できますしね。10万円はしますが、本格的に撮影してみたいならぜひとも持っておきたい一本です。

ドリブルシーンは、ボールが地面についていない瞬間がグッド

さてそれでは映える撮影シーンについて解説していきましょう!

まずはドリブルについて。バスケットの動きのうち半分以上を占めるのが走り、そしてドリブルです。一番撮影のチャンスが多いシーンになりますね。

ドリブルに関しては、結構どのタイミングでも絵になります。走りながらでも、止まった状態でも、指示を出しつつでも、相手を抜くタイミングでも。相手を抜くタイミングが個人的には一番絵になるかな、と思いますが、これは人によると思います。

ただし、ひとつだけ、これは良くないな、という状態があります。

見出しからわかると思いますが、「ボールが地面にちょうど着いた状態」の写真です。

手に付いていたり、手と地面の間でちょうどボールが浮いているときだといいのですが、ちょうど地面についている写真だと、なんだか違和感しかないのです。確かにプレーをしているのはわかるんだけど、ボールは地面に落ちているような、おかしな感じがします。

写真は動きが停止するので、躍動感が薄れますが、地面にボールがくっついている状態というのは、どうしても躍動感をそれ以上に削ぎ落としてしまうのだと思います。結果的に、選手がどんなに動いていても、ボールがそれに追いついていない印象を受けてしまうのです。

連写で撮影することが多いかもしれませんが、できるだけボールが地面にくっついていない状態を撮影しましょう。

レイアップは動きを見て連写。縦で撮影すべし

次に多いシーンといえばシュートになりますが、このうち多いのがレイアップです。

レイアップ、わかりますか?選手がボールを持ってゴールの近くでジャンプして流れるようにシュートするものです。クラスマッチなんかであれを決めると女の子から黄色い歓声があがるやつです。笑

レイアップの撮影はひとまず連写で撮影するのがいいです。ドリブルは前後左右の移動をしますが、レイアアップはそこにさらに上下の運動も入ってきます。一枚撮りで狙うのはよっぽどの玄人です。連写をして、かつ追従AFでピントが合うようにしておいて撮影すること。

そして、カメラを縦にして撮影することです。スマホ以外のカメラはデフォルトが横位置ですが、レイアップのシーンは上下運動が入ってくるので、横位置で撮ろうとするのは難しいですし、選手の全身を入れるとそれ以外が入りすぎるし、だからといってアップにしたら相手の選手が入らずになにをやっているのか、試合なのかわからないような写真になってしまいます。

縦で撮影することによって、選手の全身を入れて躍動感のある動きを撮りつつ、臨場感も残しつつ、その選手のかっこいいシーンを撮影できます。

実際、結構タイミングが難しいです。レイアップは、「こうくるんじゃないか」という予測が大事です。

常に予測しながら撮影をしてみましょう。

フリースローは落ち着いて撮影。ボールが手から離れる瞬間を狙う

シュートシーンとしてもうひとつ、こちらは落ち着いて撮影ができるフリースローについて。

ファールだったりなにかしらの理由でフリースローをすることが一試合に必ず何度かは有るかと思います。

このシーンはこれぞバスケだ!というものなので必ず押さえたいところですね。

さてそれではどの瞬間を撮影するかといえば、一番撮影したいのはフリースローをしてボールが手から離れた瞬間のシーンです。ボールが手の少し上でちょっとぶれて浮いている瞬間ですね。

このタイミングを撮影するには、選手がいざシュートをする、手を離しそうだとしたちょっとあとに撮影することです。このタイミングは一瞬なので、ちょっと早ければ手から離れていないし(一番良くないときは顔とボールが重なります)、ちょっと遅くなるとボールが画角から消えたりしてしまいます。

フリースローは2回するときもあるので、とにかく落ち着いて撮影すること。

ちなみにこれも縦で撮影するのがいいです。全身で撮ってもいいですし、膝から上くらいで撮影してもいいかと思います。腕の分と、その上にはいるであろうボールの分まで考えて上を少し空けて撮影しましょう。

ちなみに他のシュートはいつするかがわからないことが多いので、なかなか狙うのは難しいです。スリーポイントシュートとか難しいですね。写真だとスリーポイントシュートってわからないんですけどね。

まとめ:バスケはとにかく動きが早い。次の動きを予測しながら撮影しよう

以上4点説明いたしました。

  • レンズは望遠レンズ、絞りが明るいほうがいい
  • ドリブルはボールが地面についていない瞬間を撮影すること
  • レイアップは連写、縦撮影で動きを予測して撮影しよう
  • フリースローはボールが手から離れた直後を撮影しよう

バスケットはとにかく動きがはやいです。あっという間に攻守が変わりますし、あっという間に点が入ります。

選手たちはそれぞれの役割を果たしながら素早く動いていますので、撮影をするこちら側は、ルールをある程度把握して、そして選手の動きを見ながら予測をして、いろんな写真を撮っていきたいですね!

もしお子様のかっこいい姿を撮影できたら、ぜひともプリントしてみましょう↓

おすすめの記事