みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは日々撮影方法について解説しています。
今回は雨の日に外で撮影しないといけない、そんなときにどういう点に気をつけて、どういう設定で撮影に臨めばいいかを解説いたします。
雨の日もばっちり対策をして、撮影をこなしていきましょう!
Contents
カメラの設定について
まずはカメラの設定についてです。
雨の日は晴れの日よりも暗いので、まずはISO感度を少し高めに設定します。明るめの曇りであれば400-800前後、どんよりと暗い日であれば1600などに設定します。
絞りはF8以下になることが多いです。大人数を撮影するときなどはF8に設定して、少人数のときはF5.6前後、ポートレートならもっと絞りをあけて構いません。
シャッタースピードは撮影する被写体に合わせて変えましょう。スポーツ撮影なら、シャッタースピードがあがるぶんISO感度を上げる必要もあります。
カメラを極力濡らさないようにしよう!
「水中カメラ」と謳っているもの以外のカメラは、防水機能はついていません。
カメラメーカーが出しているフラッグシップモデル(最上級機)でさえ、「防滴」です。
多少濡れる程度なら問題ありませんが、あまり濡れすぎると不具合が心配されますし、終わったあとの処理も時間がかかります。
撮影の補助アイテムでも解説しましたが、カメラ用のレインカバーをつけるなどしてカメラ本体が極力濡れないように工夫をしましょう。
レインカバーをつけることで撮影はしにくくなりますが、絶対にこのほうが安全に撮影ができます。面倒臭がらずにつけておきましょう。
レインカバー商品ページはこちらから。値段も高くないですしひとつ持っておいて損はないです。
レンズをこまめに確認、雨粒がついていないか
前述のレインカバーをつけて撮影をすることが私もありますが、いくらカメラをレインカバーで覆っていても、実際に写真を写す先端の部分はそこから出ています。
なので、撮影をしながらこまめにレンズに雨粒がついていないか必ず確認をしましょう。
雨粒がついてしまうと、写真になったときに一部がモヤがかかったような写真になってしまい、使い物にならなくなってしまいます。
そして、こういった写真はあとでの編集というのもほぼ不可能です。撮影のうちにいかに気付けるか、それにかかっています。無駄な写真を作らないためにも、こまめに確認することを徹底してください!
アンブレラブラケットの使い方
アンブレラブラケット、聞いたことありますか?
こういったものですね(googleの画像検索に飛びます)。
カメラの底にある三脚を取り付ける穴に固定して使いますが、これがあれば傘を固定して撮影することができます。
傘をさしつつ撮影もできるのでとても便利ではあるのですが、難点もあります。
それは、アンブレラブラケットを使って傘を固定した場合、カメラを構えたままにしておかないといけないこと。
撮影の合間に少しカメラをおろそうものなら、傘もついてきてめちゃめちゃに邪魔です。カメラを構えた位置から下ろすことはできません。
少し慣れがいると感じるので、こういったものが面倒で、自分は濡れてもいいということであれば、カメラ用のレインカバーのほうが便利かと思います。
雨の日のフラッシュの使い方について
最後にフラッシュ撮影について。
雨が降りしきるなかでフラッシュを光らせるとどうなると思いますか?
・・・そうです、雨粒がフラッシュで光って、写真に大小様々な大きさの丸い点が写ってしまいます。
このようなことが起こるので、基本的には雨の日にはフラッシュは使わないほうがいいです。
ただし、ごく近い距離で撮影するですとか、雨を写すための撮影であればフラッシュを使って撮影することは問題ありません。
また、シャッタースピードを遅くすることでフラッシュを光らせても雨粒が写りにくくなります。
まとめ
以上5点説明いたしました。
- カメラの設定ははれの日に比べて少し明るめにしよう
- カメラが極力濡れないように工夫をしよう
- レンズの先に雨粒がついていないかこまめに確認!
- アンブレラブラケットを使ってみよう
- 雨の日のフラッシュは使い方を考えよう
雨の日はそもそも撮影しない、という方もいらっしゃると思いますが、それだけではもったいありません。
雨の日は雨の日で、晴れの日では撮影できないものが多くあります。
ぜひとも雨の日でもいい写真を撮れるようにいろいろと試行錯誤してみてください!
いろんな写真を撮っていっぱいになってきたら、データのままだと消えてしまう可能性があります。
プリントや、フォトブックを作るのがおすすめです。紙媒体に残しておきましょう!
フォトブックサービスは、キヤノンのフォトブックサービス[PHOTOPRESSO]やDNPフォトブック【DreamPages】、「カメラのキタムラ」フォトブックなどがおすすめです!自分だけのオリジナルの一冊作ってみませんか。