みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について解説しています。
今回は、夜景の撮影について。展望台に行ったりすると、とてもきれいな夜景が見えると思います。この景色をそのまま、もしくはそれ以上に綺麗にカメラに納めるポイントを、解説していきます。
基本は「ぶらさないこと」、これにつきます。以下で細かく解説します。それではどうぞ!
Contents
1.完全にオートで撮影しない
まずはカメラの設定について。すべてオートで撮影というのはやめておいた方がいいです。
単に撮るだけならそれで構いませんが、夜景というのは暗い中での撮影になるので、オートにしておくとカメラがとんでもない設定をしてきたりします。それこそ、シャッタースピードが0.5秒などとか。30分の1秒より長いシャッタースピードは、手持ちだとぶれないほうが難しいので、自分でカメラの設定をいじれた方がいいですね。
2.とにかくぶれやすい。シャッタースピードが遅くなるのでがっちりと撮影する
1にも書きましたが、がっちりと撮影することです。
ISO感度をいっぱい上げればそれなりのシャッタースピードが稼げるかもしれませんが、感度を上げすぎるとノイズが多くなり、黒の部分がすごく汚い色が出たりします。
特に大きくプリントしたい、しっかりと撮影したい、ということであればシャッタースピードを遅くするのが一番です。ぶれないようにしっかり対策をしましょう。
3.三脚があれば使ったほうがいい
夜景を撮影するのであれば、三脚は絶対にあった方がいいものです。
三脚で撮影することによってシャッタースピードを遅くしてもブレの可能性をほぼゼロにすることができますし、自分が撮りたいと思った画角のままで固定ができますよね。
しっかり水平を保っておけばあとあとの画像処理もせずに済むので、お持ちであれば三脚は積極的に使っていきましょう。
持っていない、という方もそんなに高くないお値段で色々とありますので、ぜひ一本は持っておくことをおすすめします。
4.絞りを絞って光を綺麗にする
これはテクニックです。
暗い中での撮影になるので、カメラの露出を合わせるために絞りは開けて撮影しがちですが、ここはあえて絞って撮影してみましょう。具体的にいうと、F8以上です。
こうやって絞りを絞って撮影すると、、、あら不思議、写真に写っている光がよりキレイになって写るではありませんか!
これはレンズの中に「絞り羽根」という絞りを調節する機構があることで起きる減少で、絞りを絞ることによってこの羽根が閉じられ、そこに夜景の光が差し込むことで光の形をキレイにしているのです。
何も遮るものがない太陽光と、木の葉っぱや枝の間から漏れ出す太陽光で光の形が違いますよね。原理で言えば同じことです。
5.(iphone11以降)ナイトモードで撮影しよう
iPhone11以降では、「ナイトモード」というものが搭載されました。
これを使って撮影すると、なんとスマホで夜景がキレイに撮れちゃうんですね!
画面左上に「2秒」などと秒数が出たらナイトモードになっている証拠で、この状態でシャッターボタンを押すとじわ~っと写真が撮影されます。そして、夜景が撮れているのです。
この機能のすごいところは、手持ちで多少ブラしてもちゃんとキレイにぶれていない写真ができあがることです。iPhoneすごい。
ただし、超広角の部分(0.5x~0.9x)ではナイトモードは使用できませんので、そこだけはご注意を。
まとめ
以上5点説明いたしました。
1.フルオートでは撮影しないこと
2.とにかくぶれないように注意すること
3.三脚はあった方がいい
4.絞りを絞って光をきれいな形にすると良し
5.iPhoneのナイトモードはすごい
夜景の写真は、人の心に感動を与えます。しっかりとしたものを撮影して、他の人を驚かせるような写真を撮りたいものですね!