みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです!
この記事では、広角レンズを使って撮影することの効果を知って、どんな撮影ができるかを理解し、実際に広角レンズをうまく使いこなしてもらえればと思います!
そのほかに、標準レンズ編と望遠レンズ編、魚眼レンズ編も作成しましたので、どうぞこちらもご覧ください↓
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Contents
1.広角レンズは焦点距離が40mm以下のレンズのこと
焦点距離ってなんだっけ?という人はこの記事を読んでみてください→焦点距離とは?
数字で言うと40mm以下がいわゆる広角と呼ばれる部分になり、肉眼で見るよりも広い範囲を撮影できるようになります。
その中には16-35mmなどの広角のズームレンズや、14mmの単焦点レンズがあったりします。
2.単に広く撮れるだけではない!
広い範囲を写すことのできる広角レンズですが、これは、単純に広い範囲が写っている、ということではありません。
カメラのセンサーの大きさは変わらないですが、その中に肉眼よりも広い視野を入れているので、広角レンズならではの効果が写真に表れます。
それが、パースペクティブ、いわゆる遠近感のある写真です。
3.パースペクティブ(遠近感)を生かすこと!
これが広角レンズの最大の特長です。
具体的に言えば、
カメラから近くのものをより大きく写し、遠くのものはより小さく写す
ということです。また、
写真の外側に位置したものは、外側に伸びる
という特長もあります。これは、単に広く撮影するだけでは実感ができません。
例えば風景を撮影するときに、カメラの手前の左側にお花を入れて、低い位置から撮影したとします。
こうすると、通常はそこまで目立たないような小さなお花でも、写真にしてみるとより大きく写っていることがわかるはずです。
一方で、他の遠くの景色は小さくなり、よりお花がメインの写真ということがわかります。
4.焦点距離が24mm以下は、どんどん非日常の写真になる。11mmなんかはもはや異世界。
24mmまでが広角と呼ばれるのですが、これより低い数字の世界は超広角と呼ばれます。
こうなると、先程のパースペクティブや外側に伸びる現象はより激しくなり、非常にダイナミックな写真を撮ることができます。
ちなみに現時点での最広角はキヤノンから出された11-24mmの11mmで、外側に人を配置しようものなら、その人の顔は本来よりかなりびよんびよんに伸びることになるでしょう…笑
5.集合写真の撮影などには向きません!
これはカメラマンとして活動しているものからの忠告です!
よほどのことがない限り、広角レンズを集合写真撮影に使うのはおススメしません!
というのも、前述のとおり、端にいる人の体や顔が本来よりかなり伸びて写ってしまうから。
全員を綺麗に撮影したい、ということであれば50mm以上の焦点距離が欲しいので、基本的には使いません。
どうしても撮影する場所がとても狭いときや、意図して広角で撮影したい!という場合にのみ使うべきでしょう。
ちなみに、ボクの好きなカメラマンで、杉山雅彦さんという方がいらっしゃいます。
この方は超広角レンズと大量のストロボを用いて企業のアピールとなる集合写真を撮影しており、唯一無二の写真を作り出しています。ここまでのこだわりがあるならば、超広角レンズを使うことも納得です。
まとめ:広角レンズはダイナミックに撮影することがキモ。独特の歪みを味にしよう
以上ここまで説明いたしましたが、広角レンズにどのような効果があるかお分かりになりましたか?
ダイナミックに、臨場感のある撮影ができるのが広角レンズの醍醐味です。
広く撮影するだけは面白くありません。自分の撮影したいものをメインとして際立たせる効果をしっかりと活用して、広角レンズライフを送りましょう!