カメラを上達したい人がマニュアル撮影をすべき5つの理由
カメラ上達するならマニュアル撮影

みなさんこんにちは、カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について解説しています。

私は、基本的にはマニュアルモードでの撮影をしています。これは、その場その場でカメラの露出設定を考える必要がありますが、どうしてこんなことをするのでしょうか。今回はこれについて解説していきます。

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Contents

その1 露出の感覚を身につけることができる

まずは露出の感覚が身につく、ということです。

前回、露出の感覚を身に着けよう、という記事を書きました。

これは、マニュアルで露出を決めないとできないことです。

今現在この環境の明るさはどのくらいなのか、カメラの設定にするとどのくらいになるのか、これを考えることがカメラマンとして大事なことになります。

マニュアルモードで撮影をするということは、カメラはどの場所に行こうが勝手に数値を変えてくれませんので、露出感覚が身につくようになります。

その2 自分ですべて考えて撮影ができるようになる

マニュアルモード以外のモードは、すべて何かしらをカメラに頼った状態での撮影となっています。

これは大失敗を防ぐこともできるのですが、逆を言えばなぜか露出がおかしくなった、というのもよくわからないまま終わってしまうわけです。

また、なんだかよくわからないけどキレイに撮れた、これではまた違う場所でキレイに撮りたいと思っても何を意識すればいいのかわからないので、再現性がありません。

マニュアルモードで撮影をすることは、そのあたりまで含めて全て自分で撮影をすることができるようになります。どうすれば明るくなり、どうすれば暗くなり、どうすれば色合いがよくなり、どうすれば背景がボケやすいか。すべて自分でやることに上達の鍵があるのです。

その3 逆光にも対応ができるようになる

カメラのオート撮影が苦手とするのが、逆光での撮影です。

例をあげます。

あなたは体育館でバレーボールの撮影をしています。

サーブを打つ瞬間を撮影しようと思い、そちらにカメラを向けました。

サーブを打つ人の近くには外光が入る窓があり、外の天気は晴れています。明るい光がサーブを打つ人の後ろにある状態です。

この状態で例えばシャッタースピード優先オートで撮影したとすると、どうなるでしょうか?

・・・答えは、カメラが外光に露出をあわせてしまい、サーブを打つ人が真っ暗に写ってしまいます。

カメラが明るい部分に明るさを合わせてしまったわけですね。

逆光になると特に人の顔は真っ暗になってしまい、そのためオート撮影のときには露出倍数というものを掛ける必要がありますが、これはまたお話します。

マニュアルモードであれば、一度人の顔に明るさを合わせておけば、あとはどの位置に行こうが明るさは変わりません。おそらく外光が明るくて白飛びしてしまうので、少しだけ絞りを絞るなりして調整することになるかと思いますが、真っ暗になるようなことはありません。

その4 人物撮影で周囲の環境光に惑わされないようになる

これは先程のバレーボールの例でもお話したことに近いですが、人物撮影をするときはマニュアルモードでの撮影が本当におすすめです。

カメラというのは、「18%のグレー」の色を基準として、ファインダーに写ったときの明るさを決めています。

人の肌というのは概してこの「18%グレー」よりも少し暗くなるので、カメラが「この露出は適正だよ!」というよりも少し明るく設定するくらいが人物撮影にはちょうどいいのです。

そして、一度撮影を始めたらこの設定というのはなるべく動かないほうがいいのですが、オート撮影だと撮る場所撮る場所の環境の明るさや色に惑わされて人の顔の明るさがコロコロ変わってしまいます。

マニュアルモードというのは不必要な設定変更をさせないためにも必要なものなのです。

その5 すべてマニュアルなので何が悪かったかもわかり、改善もできる

最後にこれです。

マニュアル撮影は自分で設定を決めるので、すべて自己責任で撮影をすることになるということ。

オート撮影だと上手く撮れなくても「カメラがおかしかった」といえばいいですが、マニュアル撮影は「自分の設定がまずかった」だけなのであとで何が悪かったかを見直すことができます。

概して上手くいったときよりも失敗したときのほうが学びが大きいもので、失敗したときに「なぜ失敗したのか」がはっきりとわかるのは、マニュアル撮影なのです。

なぜ失敗したかがわかれば、改善もできますし、次に似たようなタイミングがあったときに挽回ができます。

こうしてカメラの腕は上達していくので、マニュアル撮影はカメラの上達には必要不可欠な要素になるのです。

まとめ

以上5点説明いたしました。

1 露出の感覚を身につけることができる

2 自分ですべて考えて撮影ができるようになる

3 逆光にも対応ができるようになる

4 人物撮影で周囲の環境光に惑わされないようになる

5 すべてマニュアルなので何が悪かったかもわかり、改善もできる

かくいう私も趣味でやっていたときは絞りオート撮影ばかりでしたが、仕事で撮影をするようになってからはほぼマニュアル撮影です。

その都度その都度露出を考え、カメラの効果を考えながら動くので、あっという間に腕が上達します。

失敗を繰り返しながら次の撮影に臨む、この繰り返しで成長していくのはどんなことでも同じです。

カメラに置いてはマニュアル撮影にすることがその第一歩です。ぜひともやってみましょう!

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