みなさんこんばんは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影をこなす私が様々な撮影方法に付いて解説しています。
今回はストロボ撮影のうちダイレクト発光とバウンス発光について、わかりやすく比較をしていきたいと思います。
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Contents
あらためて、ダイレクト発光とバウンス発光の違いについて
まずはここを簡単におさらいしておきましょう。
ダイレクト発光・・・被写体に直接光を当てる。被写体にストロボの光を向ける。
バウンス発光・・・被写体に間接的に光を回す。被写体に直接ではなく、天井などに光を当てる。
ひとまずこの2つを知っておけば、ストロボを使った基本的な撮影はこなせますね。
詳しくはそれぞれの記事を御覧ください↓
ここからはそれぞれの適切な場面について説明していきます。
ダイレクト発光をすべき場面①しっかりストロボを効かせたい
ダイレクトに被写体に光を向けるということは、「しっかりとストロボを効かせたい」という意図があることになります。
ポートレート撮影なら写真のどこよりも被写体の顔に目が行くように撮影するので、被写体にダイレクトに発光させて撮影するのが良いでしょう。
集合写真撮影では、どんな場面でも写っている全員の顔がきれいに見えるように、室内ならそれなりの強さで、屋外なら場合によっては大型ストロボを使ってダイレクト発光させることで、周りの景色と被写体の顔のバランスが取れてきれいな写真が出来上がります。
特に室内での撮影ではあえてカメラの露出は本来より暗めにしておいて、ストロボ主光源で撮影することも多いです。ストロボ主光源撮影によって、色のにごりをなくすためです。
ダイレクト発光をすべき場面②外での撮影
これに関してはものすごく単純な話です。
またバウンス発光のときにお話しますが、バウンス撮影というのは被写体と距離が遠く離れていては使えません。
かつ、ほぼ室内での撮影でしか使用しません。
外で天井に向けて光を放っても、それは反射すべきものがないのでただただストロボの電池を消耗しているだけです。
外での撮影に関しては、丁度いい壁などが無い限りはダイレクト発光一択です。
バウンス発光をすべき場面①雰囲気を壊さないように撮影したい
次にバウンス発光です。
これはバウンス発光の記事でも書きましたが、ダイレクト発光はがっつり光を被写体に向けるので、その光でその場の雰囲気がすべてぶち壊しになることが往々にしてあります。
それに対してバウンス撮影というのはその場の雰囲気に露出を合わせつつ撮影をするので、雰囲気を残しつつ、光を回すことでよりきれいにその場を撮影することもできます。これに関しては少し技術や経験が必要かな、とは感じますけどね。
とにかく、「雰囲気重視、だけどストロボを使った方がきれいだ」というときにはバウンス発光がおすすめです。
バウンス発光をすべき場面②室内で広くない空間での撮影
バウンス発光をする場面というのは、実は結構限られています。
それが見出しにあるような、「室内で、かつそんなに広くない空間」での撮影です。
バウンス発光が使えるのは天井や壁に光を当て、その光が反射して被写体に降り注ぎ、結果として本来より明るく撮影できるという場面なので、
たとえば体育館など広い室内の空間などでは光が回らないのでほとんど無意味です。
それどころか、広い室内でバウンス発光をさせると、ストロボは光が回るように強い光を出すようになるので、電池の消耗も激しくなります。
これらのことを踏まえて、「室内」「そこまで広くない空間」「雰囲気を壊さない」「被写体と距離が近い」ときに有効というのがわかります。
※ひとつだけ注意。バウンス発光は、バウンスをさせる天井や壁の色の影響を受けます。天井が木でできていればバウンスした光は茶色になります。ポートレート撮影などでは被写体の顔の色が茶色がかってしまうので、天井や壁の色が白でないときにはバウンス撮影はしないほうがいいです。
まとめ
以上、ここまでまとめてみました。
ダイレクト発光をすべき場面①しっかりストロボを効かせたい
ダイレクト発光をすべき場面②外での撮影
バウンス発光をすべき場面①雰囲気を壊さないように撮影したい
バウンス発光をすべき場面②室内で広くない空間での撮影
それぞれに長所と短所があります。
それらをよく理解した上で撮影に臨むのが一番大事で、理解しないまま撮影するとあとの編集ではどうにもならないような失敗をしてしまいます。
特に色というのは難しいので、あとの編集では直せないこともしばしば。
写真を撮る以上、このあたりはわかっておいたほうがいいので、失敗を少なくするためにも、理解しておきましょう。
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