剣道の撮影方法のコツを解説します(スポーツ写真)

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影の方法について解説しています。

まだまだ続くスポーツ撮影シリーズ。今回は、剣道についてです。顔のほとんど見えない剣道ですが、かっこいいシーンはいろいろあります!今回はこれを解説していきます。

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Contents

望遠レンズ!70-200mmで十分!明るいレンズがよい

まずはレンズについて。

スポーツ撮影はどの場合もそうですが、望遠レンズがあるとよいですね。

剣道に関しては、70-200mmくらいのものがあれば、十分大きめに撮影することができると思います。

もし、2階から撮影するのであれば、その際は250mmくらいあってもいいかもしれませんが、選手の顔をアップで撮るようなつもりでないのであれば、そこまでの望遠はいりません。

絞りは結構大事で、明るいレンズのほうがよいです。剣道の会場は暗いことが多いので、その分絞りを空けて撮影します。最低でもF5.6は出せるレンズを持っておくべきです。

なるべく選手の顔と名前が見えるように撮影すること

剣道を撮影するときに気をつけたいことですが、まずは「顔と名前」が見えるようなタイミングで撮影することです。

といっても、顔は面でほとんど見えることはありません。それでも、誰かはわかるくらいにしておいたほうがいいので、顔がカメラの方に向いているときを狙って撮影する必要があります。

もうひとつ、選手の名前も見えるように撮影しましょう。これは、腰の直垂に名前が書いていますので、それを一緒に写しておくことです。

一緒に写すことによって、あとで写真を見返したときに誰を撮影したのかがわかりますよね。

中学校での試合なんかになると、いろんな学校が一つの会場に集って、4コート同時で試合を行ったりします。

そのなかで、撮影すべき学校と生徒の名前を把握しておいても、写真に写っていなければあとで確認したときにそれが誰なのかがわからなくなるので、私はこういう撮影のときには必ず写るようにしています。

それゆえ、中途半端に上半身だけ写っているような写真はあまり撮りません。撮影するのであれば、選手の顔がわかるくらいアップにして撮影するのがいいでしょう。

構えているところは必ず撮っておく

剣道は、一本が出たらその時点で試合が終了となるスポーツです。

もし撮影したい選手がいても、相手がかなり強豪で、あっという間に負ける可能性があります(もちろん一瞬で勝つ可能性もありますが)。

それを考えると、動きだしてから撮影、というのはもうおそいのです。

構えているシーンから、撮影をするのです。

剣道は、試合を始める前に、必ずお互いが一歩近づいて、しゃがんで剣を構えます。

このあと立ち上がって手合わせ開始となるので、このしゃがんでいるときから撮影を開始します。

はやめに撮っておくことで、いざ手合わせ開始の直後の真剣な表情も撮影がしやすくなるので、はやめに撮影しておくことをおすすめします。

面、小手、胴、突き、それぞれの瞬間を虎視眈々と待つ

剣道は決めるポイントが主に4つあります。面、小手、胴、突きです。

これらは試合中どちらかが狙えるようにいつもせめぎあいをしています。

カメラマンも、構えているシーンを撮影しつつ、これらをやってくれるのを待っています。

これらの動作はあっという間なので、面であれば選手が竹刀を上にあげた瞬間からバシバシ撮影しましょう。

またこの攻撃に関しては、片足を前に一歩踏み出して行うことがほとんどです。その際、大きな足音を立てて攻めるので、結構わかりやすいです。

また、剣道は他のスポーツと違って、「いくら有効な手が決まっても大きな声を出していないと有効とならない」というルールがあるので、選手が大きな声を出すときには攻めの技がでます。

これらを待ちながら撮影をしてみると、撮影のタイミングをつかみやすいのではないでしょうか。

剣道は撮影できる空間が狭いので、くれぐれも周りにきをつけて撮影する

これは特に小学生中学生の大会などでそうなのですが、学校の体育館などで4コート使って試合が行われたりします。

そして、観客席と、選手待機場所、試合をしていない他の選手など、かなりの人数が一会場に集まっています。

この中で撮影をすることになるので、まずは周りの選手などに気をつけながら撮影することが大切です。

そして、これだけ狭いので、試合中のコート内に絶対に足を踏み入れないように気をつけなければなりません。

試合には常に動き回っている審判が二人いるので、この方達の邪魔になる事態だけは避けておくべきです。

これらを踏まえて、邪魔にならないように、しゃがんで、でも審判と選手が重ならないタイミングを狙いながら、面小手胴などが撮れれば御の字です。それでも名前が写っていなかったりして、もう一回撮影したりしますけどね。

まとめ

以上5点説明いたしました。

  • レンズは望遠レンズ。明るいレンズがよい
  • 選手の顔と名前が見えるように撮影する
  • 構えているシーンを必ず撮影しておく
  • 攻めるときは大きな足音と声がセット。これらを狙って撮影しよう
  • 撮影の空間がせまいので、くれぐれもじゃまにならないように。

剣道は日本由来のスポーツです。他の点数だけのスポーツと違い、「気合」というものが根底に流れていると感じます。それゆえに、大声を出して攻めることで有効になるのです。

攻めるときのスピード感はすごいので、最初は手間取るかもしれませんが、撮影はそれほど難しくはありません。ぜひとも撮影してみてください!

もしお子様の撮影ができたら、フォトブックにしてみませんか。データのままで残しておくのはもったいないですよ。

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