みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは日々撮影方法について解説しています。
今回は、卓球の撮影についてです。前回はテニスの撮影についての記事でしたが、今回は「テーブルテニス」の卓球です。といっても、やっぱり違う部分はあるので、そこを解説していけたらなと思います。
他のスポーツ撮影の記事はこちら↓
Contents
レンズは望遠レンズ、70-200mmで十分。
まずはカメラのレンズについてです。
これは他のスポーツ撮影の記事でも言っていますが、望遠レンズが基本です。
卓球の撮影に関しては室内で、そんなに遠い距離での撮影でもないので、70-200mmくらいあれば十分でしょう。
ただし、もし世界大会のような広い会場に卓球台がひとつだけ置かれるような試合であれば、もう少し望遠が必要になってきます。が、そんな場面はなかなか訪れないでしょうから、200mmくらいまであれば十分撮影できます。
サーブの撮影は打った直後を狙おう
さっそく撮影シーンの解説に入りましょう。
まずは、プレーの最初に行われるサーブの撮影について。
卓球の選手のサーブとなると、ピンポン玉を少し高くあげてサーブを打つスタイルが多いかと思いますが、タイミングで言えば打った直後がいいですね。
一番いいのは打ったあと選手はピンポン玉の方を見ていて、ピンポン玉が写真の中に収まっている状態です。これが撮影できれば、サーブの撮影はもうバッチリです。
卓球のサーブはすごいスピードを出すようなことはほとんどありませんので、撮影の難易度も難しくありません。落ち着いて撮影すれば問題ありませんし、同じ選手が一試合中に何度もサーブを打つので、失敗を恐れず撮影しましょう。
ラリー中はバックハンドなどを撮影するとかっこいい
サーブを打ったらラリーに入ります。
ラリーも比較的撮影がしやすいです。
バックハンドだったり、通常の形で相手に返したりしている場面を落ち着いて撮影しましょう。
もしダブルスの場合は、交互に打つのがルールなので、どちらが次に打つかを常に把握しながらカメラを動かしましょう。
ファインプレーなどはかなり突発的なので、撮影は難しいです。これは運に頼りましょう笑
実際ファインプレーが絵になるとも限らないですからね。ラリーを確実におさえておくことです。
スマッシュは映える人とそうでない人がいる
ラリーが何回か続いて、打てるチャンスがあればスマッシュが出ます。
スマッシュはラリーやサーブと違って選手も力をこめて打つので、ピンポン玉のスピードも早いですし、選手自身の動きもとても早いです。
これはテニスのサーブに近い感覚ですが、打ったまさにその瞬間を狙ってみるのがいいでしょう。
少しでも遅れると、おそらくピンポン玉がカメラの画角から見切れてしまいます。
ちなみにスマッシュをしっかり撮影しようとすると、シャッタースピードが500分の1以上は欲しいです。会場によってはかなり暗かったりして厳しい場合もありますが、カメラの性能次第ですね。
ちなみに、スマッシュは人によってきれいなフォームとそうでないときとが存在します。
これは実際に打っているところを撮影してみるまでわかりませんので、撮影してみて、ちょっとフォームがよくないな、と感じたときは、別のシーンで必ず良い瞬間があるはずですので、そちらを狙ってみましょう。
卓球台の斜め後ろの位置から撮影すること!
最後に卓球撮影の際のカメラマンのルールについてひとつ説明します。
これは特に公式大会になるとより気をつけなければいけないのですが、選手の真後ろあたりに立って写真を撮らないことです。
これをしてしまうと、反対側にいる選手からしたら後ろにカメラを持った人もいて気が散ってしまいます。
カメラを持っている僕たちからしても、手前にいる背中だけ見えている選手の動きで撮影したい奥の選手が撮影できないかと思いますので、真後ろに立って撮影はせずに、斜めから選手を狙うようにしましょう。
まとめ
以上5点説明いたしました。
- 望遠レンズで撮影
- サーブは打った直後を撮影する
- ラリーは撮影しやすいので色んな瞬間を撮ってみよう
- スマッシュは絵になる人とそうでない人がいる
- 撮影は卓球台の斜め後ろに位置するところで行うこと
卓球はテーブルテニスと呼ばれるだけあって、テニスと似ている部分もありますが、違う部分も多いです。
特にスマッシュはすごいスピードで、迫力も満点。撮影するのは少し難しいですが、至極の一枚を撮影するために、ぜひとも挑戦してみてください。
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