みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは日々撮影方法について解説しています。
今回もスポーツ写真の撮影について!今回はスポーツ全般を撮影する際に考えておきたい「心がけ」について解説します。これをやってこそ、スポーツ写真の撮影は上達もしていくでしょう。
Contents
1.競技の「ルール」を知ること
まずはこれがとても大事なことです。
以前、私の知り合いでスポーツ写真をメインで撮影しているカメラマンの方が初めてレスリングの撮影をしたそうなのですが、まずはレスリングがどんなルールでどうなったら点数が入ったり有効になるのかを調べたそうです。そして動画を見てどんな動きをするのかを確認したとのこと。
スポーツと名のつくものには、必ずルールが存在します。
そして、それを撮影するとなると、そのルールにのっとったものを撮影するのが大事です。
極端な例ですが、サッカーでフォワードが手でボールを運んでいるような瞬間は写真に撮っても意味がないですよね?せっかく残すなら、ルールの範囲内でやっていることを残すべきです。
ルールを知ることで、試合の流れもわかり、それぞれの選手がどういう動きをするのかもなんとなくわかります。先を読むことで、いい写真が撮れるのです。
2.「かっこいい瞬間」を探すこと
どんなルールで競技が行われるのかを把握したら、次は実際に動いているものを観てみます。
実際に観てみると、どんな瞬間がこの競技ではかっこいいのか、というところを考えます。
もしくは、スポーツ名を検索したらでてくる写真を参考にしてもいいですね。
野球ならピッチャーは投げる瞬間よりも投げる少し前のほうがいいだとか、サッカーはボールを蹴る直前、ドリブルで敵から追いかけられながらもそれを抜く瞬間、バスケならボールが地面にあるときでなく手にくっついているときなど・・細かいですが、ひとつひとつでかっこよさ、決めが全く変わってきます。
どう撮ればかっこいいのか、決まっているのかを頭に入れた上で撮影に臨むのがいいでしょう。
3.追いかけすぎないこと
これは、複数人で行われるスポーツに言えることですが、「特定の誰かを狙いすぎない」ということです。
撮る人を誰か一人に決定しているのであれば話は別ですが、色んな人を撮影するには、一旦撮影が上手くできなかったら次のチャンスを待って、他の人を撮影する、ということが大事です。
特に競技自体の時間が短いと、そうこうしているまに試合が終わってしまいます。ひとりに固執しすぎて他の5人が撮れなかった、というのはよくないので、適度に諦めたりしながら、なるべく色んな人の色んな瞬間を撮影するべきでしょう。
4.しゃがんで、水平に撮ること
これは以前のスポーツ撮影の記事にも解説しましたが、この2つはスポーツ写真においてとても大事な要素と言えます。
しゃがんで撮ることは、写真に臨場感、迫力をもたらします。立ったまま撮るよりも、ずっと臨場感が出るのです。
水平に撮るのは、最初は難しいです。特に、しゃがんで撮影するとなおさら難しいと思います。
それでも、数をこなして撮影するごとに、水平に撮影できるように、地面が斜めに写っていないかを意識しながら撮影を続けていくと、徐々にこれができるようになってくるのです。
地面が斜めになっている写真は安定感のないイメージがついてしまうので、いい瞬間でも水平が保てていなければトリミングして水平な写真にすることもあります。これでは時間も余計にかかってしまうし自分の作品を削ることにもなってしまうので、なるだけ撮影時にしっかりと撮っておきたいものですね。
まとめ
以上4点説明いたしました。
1.競技のルールを知る
2.かっこいい瞬間を知る
3.ひとりを追いかけすぎない
4.しゃがんで水平に撮ること
一瞬を切り取るのが写真ですが、スポーツ写真は特にそれをよく感じる写真です。新聞に載るような写真を撮影している人たちは毎日現場で撮影しています。毎日撮影することはないでしょうが、写真を観て勉強になるのは間違いありません。日々いろんな写真をみて勉強し、そして自身の撮影技術の向上をはかっていきましょう!
↓写真が増えてきたら、フォトブックにしてみよう!