ピントの合わせ方徹底講座③AF方式について

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について解説しています。

さて、ピントの合わせ方徹底講座3回目です。今回は、AFの方式について。

主に2つあるこの方式について、それぞれの長所短所を解説します。

第一回はこちら:オートフォーカス?マニュアルフォーカス?

第二回はこちら:置きピン撮影とは?

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Contents

ワンショットAFか、サーボAFか

まず、方式が主に2つあるといいましたが、上記の2つに分かれます。

ワンショットAF

カメラによって名称は様々ですが、基本のAF方式はこちらです。

これは、自分がピントを合わせたいときにシャッターボタンを半押しすることで、その都度ピントが合うように設定されています。カメラのファインダーでは、ピントを合わせる場所が写っていて、自分でその位置を調整しながら撮影をしていきます。

サーボAF

こちらは、追従AFとも呼ばれます。

このAF方式で撮影をするときには、シャッターボタンを半押しのままにしておきます。そうすると、主に「動いているもの」に対して常にピントを合わせ続けます。先程のワンショットAFは一度合わせたところにピントが会い続けますが、こちらはピントの合う場所がその場その場で変わり続けるわけですね。

ワンショットAFの長所:ピントを合わせたい場所に確実にピントを合わせられる

ワンショットAFの長所はこれです。

自分の合わせたい場所にピントを毎回合わせることになるので、他にピントがずれる、意図しないところにピントが合うというのはありません。

どういった撮影で使いやすいかといえば、ポートレート撮影や、集合写真の撮影に便利ですね。相手が動かないので、絶対にワンショットAFがいいです。

ワンショットAFの短所:被写体が動く撮影には少し弱い

逆に、被写体が絶えず動くような撮影、例えばスポーツ撮影などには不向きです。

特に被写体が前後にも動くとき、毎度毎度シャッターボタンを半押ししながらピントを合わせ直さないといけません。

仮に最初合わせた場所から半押しのまま写真を撮り続けると、被写体が前後に動いたらその分だけピントがずれてボケた写真のできあがりです。。

サーボAFの長所:被写体が動く撮影に便利!

次にサーボAFの長所について。

ワンショットAFでは苦手な、被写体が動く撮影にサーボAFは有効です。

シャッターボタンを半押ししておけば、AFが動くものに対して常にピントを合わせようと変化してくれます(100%合うわけではないです)。

サーボAFが得意とする撮影は、スポーツ、野鳥、鉄道、飛行機など。動きものですね。そして、動画撮影でも重宝します。

サーボAF短所:自分の思った場所と違うところにピントが合いがちである

サーボAFは勝手にピントが動いてくれるのが便利だ、と言いましたが、これは短所にもなってしまいます。

サーボAFをよく使っている人だとわかると思いますが、急に奥の背景にピントが動いたりすることがままあります。特にスポーツ撮影で、1人だけを撮ろうしたときなど。

また、複数人が写るようなときも、特定の1人に合わせたいけど、別の人にもピントが合ってしまうことも多いです。これは、いっぱい写真を撮っておいて後で選定する時間が必要になりますね。

両方を取り入れたAF方式もあるよ

2つのAF方式を説明しましたが、実はこの2つのハイブリッドとも言える方式もあります。キヤノンならばAI FOCUSという方式です。

つまり、ピントを合わせるときには基本的に毎度自分でシャッターボタンを半押しにするわけですが、そのまま半押しのままにしていると、動くものに対してピントを合わせるようにAFが作動します。

両方の特徴を取り入れた撮影ができるので万能ではありますが、ピントがずれてしまったりすることはこの場合もあるので、うまく使いこなしていきたいですね。

この方式はスナップ写真なんかに便利ですね。あとは、どの撮影にもある程度は対応ができます。なんでも撮りたい人にはオススメです。

まとめ

以上それぞれの長所短所について説明いたしました。

ピントの合わせ方ひとつで撮影のしやすさも全く変わってくるので、ぜひそれぞれのAF方式を理解して、日々の撮影を確実なものにしていきましょう!

↓他の講座についてはこちら!

第一回 オートフォーカス?マニュアルフォーカス?

第二回 置きピン撮影とは?

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