みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです!このサイトでは、写真撮影の方法について解説しています。よろしくお願いします。
さて今回は、ストロボを使っての撮影について。前回のポートレート撮影の記事でも少しお話ししたのですが、ストロボの撮影には、タイトルにあるような主光源とするか、補助光源とするのかで撮影の仕方、ストロボとカメラの設定が変わりますので、ここを解説していきたいと思います。それではいってみよう!
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Contents
1.ストロボ主光源撮影とは、環境の光を使わない撮影のこと
主光源とはなんなのでしょうか。
これは、その名の通り、「ストロボの光がメインである」ことです。
これは言い換えると、「環境の光に頼らない」ということになります。
カメラの露出の設定というのは環境の光に対して今の設定が明るいのか暗いのかちょうどいいのかを判断するので、主光源撮影のときにはめちゃめちゃ暗めに設定をしたりします。こうする理由については次のメリットにてお話しします。実際の撮影では。ストロボの光でその場の露出をすべて作り出すわけです。
ここで「露出計」なるものが登場します。ここからは話がさらに専門的になってしまうので、ひとまず「環境光を使わないんだな」くらいで覚えておいてください!
2.ストロボ主光源で撮影することのメリット
主光源撮影、ストロボの光のみで露出を図るために、少々難易度が高いです。
それではメリットとはなにかといえば、撮影のときはあまりありません・・・
これは現像をするときやプリントをするときなどに便利になってきます。
例えば、あなたが電球のある部屋で撮影をしたとします。このとき、カメラの設定をその場の環境に合わせると、赤っぽく写るか、オートにしておけば色合いを問題なく調整してくれるかもしれません。
ただし、ここにストロボの光が加わるとどうなるでしょうか。
電球の光は赤い光で、ストロボの光は青白い光です。この2つが同時に成立するように撮影してしまうと、カメラはどちらの色に合わせたらいいのかわからなくなり、すごく赤っぽい写真か、ストロボの光だけかなり青い写真ができあがります。もし顔を綺麗に写さなければいけない撮影だったら、さあ大変。現像やフォトショップで色を直そうと思っても、ほぼ不可能です。色が混じってますから。
ストロボの光だけで露出を組むと、こういった他の環境の光に影響されずに撮影ができるので、後での現像がとても楽になり、プリントしても顔の色が綺麗に出るようになります。
3.ストロボ主光源撮影は室内、夜の撮影が基本
主光源撮影のメリットを説明しましたが、この撮影が使える場面は上記のような場面が主になってきます。
特に日中の外なんかは「太陽光」というあらがえない最強の光が環境の光のメインであり、これを影響を受けないような露出設定をカメラは持ち合わせていません。シャッタースピードをめちゃくちゃ上げて撮影すれば、などと後から意見は出てきますが、
明るい時間帯、明るい空間での主光源撮影は難しい。夜ですとか、環境光の影響を受けない室内にて使える撮影手法なのです。
4.ストロボ補助光源撮影とは、メインの光が環境光である撮影のこと
今度は補助光源撮影について。これはさっきの主光源撮影とは別で、
「カメラの設定は環境の光にある程度合わせて、被写体の顔が見えるようにストロボを使用する」というもの。
このときメインは環境の光。それに対してストロボの光が、あくまで補助的な役割をになっているだけなので、こういった呼び方が通常となっています。
日中シンクロなんかもこの撮影になります。日中シンクロについてはまたあとで解説いたします。
5.ストロボ補助光源撮影でのメリット
補助光源撮影でのメリットは、「顔に当てる光に集中できること」。
主光源撮影であればすべてをストロボの光で作り出すので大変ですが、補助光源の場合、明るさは周りの環境に合わせて、顔に光をどう当てるか、に集中できます。
いわゆる日中シンクロ撮影もストロボ補助光源撮影で、これは外での撮影などで撮りたい構図に対して太陽光が逆行気味になる場合などで効果的で、ストロボの光をしっかり当ててあげることによって環境の光と顔の明るさの両立ができるようになります。
ちなみに補助光源撮影は、日中の外での撮影や明るい室内での撮影で主に使われます。
まとめ
ここまでストロボ撮影について細かい部分を説明しましたがいかがでしたでしょうか。
1.ストロボ主光源撮影は、環境光を使わない撮影のこと
2.ストロボ主光源撮影で撮影した写真は、色合いが綺麗に出る
3.ストロボ主光源撮影は夜や日の当たらない室内での撮影が基本
4.ストロボ補助光源撮影は、メインの光は周りにある環境光
5.ストロボ補助光源撮影で、日中シンクロ撮影などが可能
主光源だとか補助光源だとかは、発光量の問題ではなく、どういう使い方をするかの問題です。
最初は理解が難しいですが、慣れるととても便利な撮影方法です。
これらを駆使して、ストロボ撮影を覚えていってみましょう!
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