HDR撮影で色鮮やかな写真を撮ろう!
HDR画像 伏見稲荷大社

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです!

今回はHDR撮影についてのお話です。

といっても、「HDRっていったいなんぞや?」という方もいらっしゃると思います。

なので、HDRとはなんなのかと、どういう撮影ができてどういうときに効果的かを説明して、みなさんに使いこなしていただければと思います!

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HDR=ハイダイナミックレンジの略

HDRとは、ハイダイナミックレンジの略のことです。

人間の眼はとても優秀で、目の前に明るい部分と暗い影の部分があったときに、ある程度両方が見えるように調整をしてくれていますが、カメラはそういうわけにはいきません。明るい部分に露出を合わせれば影が真っ黒になり、影に露出を合わせると明るい部分が白飛びしてしまいます。

この問題を解決できないか?

この答えに、HDR撮影があるのです。

画像を合成させて、影の部分とハイライトの部分をうまく補正する

通常HDR撮影では、3枚の画像を合成させて(スマホだと2枚)、それらの良いとこどりをして1枚の画像を作り出しています。

どんな3枚かというと、

1 その環境の平均の明るさに合わせた写真

2 その環境の一番明るい部分に合わせた写真(相対的に、他は暗くなる)

3 その環境の一番暗い部分に合わせた写真(相対的に、他は明るくなる)

このようになっています。2枚だと、おそらく2と3の組み合わせかな。

これらを合成させて、そのちょうどいい部分だけを残した写真ができあがるのです!

スマホにもついている!

私はiPhoneユーザーなので他のスマホはよくわかりませんが、少なくともiPhoneのカメラアプリには、HDR撮影機能が付いています。

11なんかに至っては、そのボタンすらありません。どうやら自動で明るさ調整をしてくれるようです。なんてこった。(スマートHDRというようです)

このように、スマホでは当たり前に良く撮れるようになっているわけですね。

カメラの設定によっては、より色鮮やかに!(やりすぎ注意)

一眼カメラで撮影する際には、撮影後の仕上がりをどうするかを設定することができます。

canonのeosシリーズでは5種類ほど完成時のイメージが選べ、一番普通のナチュラルなどもありますが、私個人としては「グラフィック」に設定すると、自分の思っていた以上に色鮮やかになり、びっくりして記憶があります。それ以来、HDR撮影をする際にはグラフィックを選択することが多いです。

かくいう今回のトップの写真もHDRのグラフィックモードで撮影しています。本来ならば白飛びしそうな夕日や、真っ暗になりそうな鳥居も、いい具合に色が出てきています。なんとも便利な機能ですね。

動くもの、人物の撮影には向かないかも?

画像を合成させるのがHDR撮影なので、当然ながら被写体が動くような撮影には向きません。

できあがった写真で動いているものが二重の残像を作っていたりします笑

同じく人物撮影にもあまり向いていません。人が完全に止まるのは不可能で、どこか輪郭が合成でずれてしまったりする可能性が高いのです。

なので、風景写真の撮影には特におすすめですね!大自然の撮影なんか、とてもいいと思います。

風景写真についての記事も書きました!こちらをクリック!

HDR撮影で、人々に感動を!

眼に見える景色をより美しく撮影することのできるHDR撮影。

時と場合を考えて、ただしく撮影をしていきましょう!

うまく使用することができれば、自分の中でこの撮影手法は武器になりますよ!

これも実践あるのみです。ぜひいろんな風景でお試しあれ。おすすめは、晴れの日の日向と日陰がしっかり分かれているところです!

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