みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影の方法を解説しています。
今回は、撮影するときに必須ともいえるこの能力について解説します。ホントに大事です。特に、仕事としてやっていくなら。
Contents
1.写したいものを写し、写さなくていいものは写さない!
基本はこれに尽きます。自分の写したいものをしっかりと写すことが第一。
そして、写さなくていいもの、写してはいけないものは写さない。
この両方ができてこそ、カメラマンと呼べるのではないでしょうか。
極端な話ですが、どんなに被写体がいい表情をしていても、背景がゴミだらけだったらおかしいですよね。
それどころか、いい表情で写っているこの人はこんなゴミだらけの場所でどうしていい顔をしているんだ、サイコパスなのか、という変な詮索までされてしまうことになりかねません。
写したいものを写し、写さないものは写さない。まずはこれを実践です。
2.タブーに気づく、変顔だけではダメ、ゴミを写さないetc
写さなくていいもの、写してはいけないものとはなんでしょうか。
基本的な社会通念でいえば、タブー、中指を立てたり、スカートの中身なんかもだめですね。
そのほかなにか記録として残すような写真であれば、誰かが変顔をしつづけているようであれば、注意をするか、その人が写らないように撮影する工夫が必要です。
また例えば何かの講演などの写真で、ひとり爆睡している観客がいるならば、写さなくていいですね。その人をなんとか避けて撮影をします。
ほかにもゴミを写さない、下着を写さない、学校なら校則違反になりそうなものは写さないなど。。。細かいところを注意して撮影します。
3.姿勢、手の位置、顔の角度
これはスタジオ撮影なんかで特に重要視されますが、これらの部分はひとつひとつがかなり細かいです。
猫背になっていないか、胸を張りすぎていないか、手の位置が不自然ではないか、指先がきれいに伸びているか。顔の角度は斜めになりすぎていないか、着物は崩れていないか、足の位置が正しいか、カッターシャツがズボンから出ていないか。。。
あとで気づいても遅いのです。画像処理というのは場合によってはものすごく時間がかかります。
そうした無駄な時間を作らないようにするためにも、撮影の段階でできる限りの気配りが必要です。
4.相手がまばたきしたかどうかまで気づくことができるか
大人数の集合写真とかであればこれは無理な話ですが、1対1での撮影などであれば気づくことができます。
シャッターを押す直前に相手のまばたきの瞬間が見えるのです。
ここまでわかるようになればその場ですぐ撮り直しもできますし、そのときには余裕もできていると思います。
これはかなり慣れてきて気づくものであると思うので、とりあえず「あれ?」と思ったら、画像をチェックしてみることが大事です。
5.機材の異常に気付けるか
最後にこれです。機材の異常。
具体的に言えば、ストロボが発光しなくなっていることにきづけるか、カメラのレンズフードが少しずれてカメラの写真に写ってしまっていることにきづけるか、変な音はしないか、エラーが起きていないか、、、
そして、それらが起きたときに対処できるか。
カメラやストロボも機材、道具なので、いつ壊れるかわかりません。そのときのために予備は必ず常備して撮影に臨みます。カメラマンは撮影するのが仕事なので、「撮影できませんでした」は通らないのです。
異常にいち早く気付けるかは、カメラを扱うものとしてとても大事なことと言えるでしょう。
まとめ
以上5点説明いたしました。
1.写したいものを写し、写さなくていいものは写さない
2.タブーに気づく、変顔や寝ている人に気づく
3.相手の姿勢、手の位置、顔の角度などに気づく
4.相手がまばたきしたかどうかまで気づく
5.機材の異常に気づく
実に細かい事が多いですね、カメラマン。
まずは好きなだけいろいろと撮ってみていいのです。これらは少し慣れてきた人が気をつけるべきことです。
ただ、心がけておくと、いらない写真を量産してしまうことはなくなるかとおもいますので、気をつけてみてくださいね。