ストロボ撮影のススメ:ダイレクト撮影をやってみよう
ストロボ撮影 ダイレクト発光について

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について解説しています。

今回は、ストロボ撮影について。その中で、基本のダイレクト撮影というものについて解説します。

ダイレクト撮影はストロボを使った撮影において基本のものとなります。しっかり把握して撮影にのぞみましょう!

他のストロボ撮影に関しての記事はこちら↓

ストロボ撮影のこと:主光源撮影、補助光源撮影について

ストロボを使ってポートレート撮影をしよう!

バウンス撮影をしてみよう

ダイレクト発光とバウンス発光を使い分けよう

ストロボには「充電池」が不可欠です。オススメはパナソニックのエネループ。

【ポスト投函便専用商品】パナソニック エネループPRO 単3形充電池4本 ハイエンドモデル BK-3HCD/4C価格:2,105円
(2020/8/12 17:04時点)
感想(0件)

Contents

ダイレクト発光=ストロボ光を直接被写体に向けること

さてさて、まずは言葉の意味からです。

といってもすごくわかりやすいんですが、ダイレクト発光というのは、ストロボの光を被写体に直接向けて発光させることを言います。

これとは別に被写体には直接光を当てずに撮影することをバウンス撮影というのですが、これは光の回り方などを考えないといけないので、少し難しいです。

ストロボを初めて使う、という人はダイレクト発光から練習していくのがいいですね。

ちなみに、カメラ自体にもともとついている内蔵ストロボは、光を上に向けたりすることはできないので、ダイレクト発光のみとなります。

ダイレクト発光は、被写体に光がしっかり効く

ダイレクト発光をすると何がいいのかと言いますと、ズバリこのことが第一です。

特に外での撮影は太陽光に大きく影響を受けますし、そうでないときでも周りのライト、白熱灯や電灯などに影響を受けて、被写体に明るい部分と影の部分ができます。

それらを上手く生かして撮影をすることができるならいいですし、あえて影を残すなどの工夫があれば別ですが、そうでないとき、特に「被写体の表情をしっかり見せたい」というときにはストロボをダイレクト発光させるのが一番です。

環境の明るさにカメラの露出を合わせつつ、逆光に近い状態でストロボをしっかり当ててあげれば、周りの環境もしっかり写りつつ、被写体の顔もキレイに写すことができるので、人物撮影にストロボの発光というのは必須のものといえるかもしれません(ちなみにこの撮影を日中シンクロといいます)。

集合写真にはダイレクト発光が一番

私はどちらかというとポートレートの写真よりもスナップ写真とこの集合写真を撮影することが多いです。

そして、その経験から言えるのですが、集合写真撮影にはストロボは必須で、ダイレクト発光一択です。

集合写真撮影になると大きなストロボを使うことも時たまあります。ミニカム社のジャイアンツや、コメット社のPMT-1200なんかを使ったりします。ゴツいストロボです。

これらパワーのあるストロボをダイレクトに被写体に向けて発光させることによって、写っている皆の顔がキレイに写ります。

また、集合写真でストロボを光らせるのは、「シャッターを切ったというわかりやすい合図」にもなりますので、たとえその空間がキレイでストロボを光らせる必要がほぼないようなときでも、合図として光らせておくことは重要です。

ダイレクト発光は「雰囲気」を残しづらい

さて、ここでダイレクト発光についての短所についてお話しておきたいと思います。

「雰囲気を残しづらい」ということです。

これは特に室内での撮影で感じやすいかと思います。

外であれば周りが明るい状況で撮影することがほとんどなので、この現象はほとんど気になりません。

ただし、少し薄暗い室内などになると、その薄暗い雰囲気を残すには、ストロボは不向きです。

ストロボの光量をオート(TTL撮影)にしていた場合、カメラが「薄暗い」と判断したら、ストロボはその暗さを補うために強めに光ります。すると、薄暗い雰囲気はすべて吹き飛んで、「ストロボ光ったな」という写真ができあがります。

例えばキャンドルサービスなど、特に雰囲気の大事な撮影のときには、ダイレクト撮影というのはよくありません。

被写体の動きを多少なりとも止めるためにストロボを付ける必要があるなら、出来得る限り最小の発光量に固定して、カメラの露出を極力その環境に合わせる必要があります。

ひとつ注意ですが、オレンジ色の光(白熱灯やキャンドルなど)のあるなかでストロボの白い光を使うと、色が混じって色の補正はかなり難しくなるので、上手くバランスをみて撮影してください。

発光禁止の場合もあるので事前確認は必ずおこなうこと

ここまでいろいろと説明してきましたが、大事なことがひとつあります。

「フラッシュ撮影禁止」には気をつけましょう。

そもそも「撮影禁止」なら全く撮影できないのでいいですが、「フラッシュ撮影禁止」は、撮影自体はオッケーだけどフラッシュを使わないでね、ということになるので、ここを守っておかないと後々面倒なことになります。気をつけておきましょう。

これはステージ発表や、美術展示などでよくあります。

まとめ

以上、5点説明いたしました。

ダイレクト発光=ストロボ光を直接被写体に向けること

ダイレクト発光は、被写体に光がしっかり効く

集合写真にはダイレクト発光が一番

ダイレクト発光は「雰囲気」を残しづらい

発光禁止の場合もあるので事前確認は必ずおこなうこと

ダイレクト発光はストロボ撮影での基本の基本の撮影方法です。

まずはここからストロボの感覚を掴み、そしてどうしたら上手く光を回せるかを考えていきましょう。

機材を借りるなら【スマレン】

おすすめの記事