みなさんこんにちは、カメラマンのみじょです。このサイトでは、日々撮影方法について解説しています。
今回はスポーツ写真の室内編についてです。スポーツ写真を撮影することができるようになると、動くものの撮影が一段と楽しくなりますので、ぜひとも覚えてみてください。
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1.室内のスポーツ撮影は距離は近いが露出が難しい
室内のスポーツといえば何を思い浮かべるでしょうか?
卓球、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなどなど・・・いろいろとありますが、これらは動く範囲がそんなに広くないことが共通しています。
コートの端から端までバスケは動きますが、それでも100mもはなれるようなことはありません。
カメラで撮影するとなれば、70mm~200mmくらいまでの望遠レンズがあれば、十分撮影ができるかと思います。
ただし、室内撮影は外に比べて露出が難しいです。
2.シャッタースピードを上げて、ISO感度を上げて・・・
まずスポーツ写真というのは、激しく、さっと動く被写体を撮影することになるので、シャッタースピードは必然的に上げることになります。
すると、絞りとISO感度で適正な露出が出るように調整をしなければなりません。
絞りはF5.6かそれよりも明るいくらい、ISO感度は会場の明るさにもよりますが6400くらいかそれ以上が多いです。
プロの大会に使われるような会場なら照明もしっかりしていますが、たとえば学校の体育館だと暗くて色も汚いこともよくあります。それらを考えて露出を決めてみてください。
3.スポーツ撮影は、しゃがんで撮るのが基本
スポーツ撮影はこの「しゃがんで撮影」が大前提です。
これは外での撮影についても同じなのですが、立ったまま撮影するのとしゃがんで撮影するのとでは写真の臨場感が全く違います。
スポーツの撮影というのは、上から撮れば撮るほど臨場感が薄れてどちらかといえば記録的な要素が多くなるかと思います。全体を撮るなら断然上から撮影することです。
逆に下から撮ることで臨場感、迫力が出ます。自分だけの作品を作る感覚に近くなります。そして、狙うものは特定の一人二人。下から撮影することにはそういう意味があります。下から全体を写すようなことはできないので、2つを上手く使い分けていきましょう。
4.ドライブ撮影が一番便利だが弱点もある
ドライブ撮影とはなんでしょうか?
ずばり、「連写撮影」です。1秒間に何コマ写真が撮れます、というやつです。
カメラそのもののスペックでこの何コマ撮れるかは違い、一眼レフだとキヤノンの1D系列(一番優秀)は1秒間に15枚写真が取れたりします。音を聞いたら、マシンガンかと思うほどです笑
これだけ連写ができればその中のどれかが上手く撮れていた、という可能性も大きくなりますし、どうしても逃すことのできない一瞬を狙うような場合であればドライブ撮影は活用すべきです。
ただし、ドライブ撮影はなんとなく撮ってしまうので、「本当に狙いたい瞬間がちょうど撮れていない」という事態も起こります。
「この瞬間を撮影したい」その気概がないと、ちょうどいいタイミングを外してシャッターが切れていたりするのです。ドライブ撮影は万能ではない、ということですね。
ためしに一枚撮りで動きのあるものを撮影してみてください。思ったより、撮れないはずです。
一枚で仕留める、という気概を持って撮影に挑むのが、カメラ自体を摩耗させないことにもつながります。
5.フリッカーレス撮影を活用しよう
「フリッカー」とは、かんたんにいえば「光の波」のことです。
蛍光灯や水銀灯は実は60分の1秒間隔くらいで光が点滅しており、まったくついていない瞬間や消えかけ付きかけの瞬間があります。
これらは肉眼では見えないので問題ないのですが、カメラで撮影するとこの点滅の瞬間などが写ってしまうことがあります。
こうなると写真の半分がまるで電気が消えたように暗いという写真が撮れてしまいます。これが「フリッカー現象」です。
ところが2014年キヤノンのEOS 7D mark2がはじめて「フリッカーレス撮影」というものを編み出しました。
これはライトの点滅の瞬間をカメラが認識して、意図的にその瞬間を避けてシャッターを切るように設定できるというもので、当時スポーツ新聞のカメラマンなどが「画期的だ、素晴らしい」と絶賛していたものです。
これ以降の高級機には軒並みこのフリッカーレス撮影が搭載されたので標準装備になりつつありますが、初級機のカメラには搭載されてなかったらごめんなさい。。
とにかく、フリッカーレス撮影を使えば、連写でシャッタースピードを早くして撮影しても、光の点滅の影響を受けずに同じ条件で撮影ができるのです。使わない手はありませんね。
まとめ
以上5点説明いたしました。
- 1.室内のスポーツ撮影は距離が近いが露出が難しい
- 2.シャッタースピードを上げて、ほかはそれに合わせる
- 3.しゃがんで撮影が基本
- 4.ドライブ撮影が便利だが頼りすぎないこと
- 5.フリッカーレス撮影を活用しよう
これらを考えておくことで、室内スポーツ撮影の撮影の仕方が少しわかるのではないかと思います。
もちろん実際に撮影すると人の動きの速さにびっくりすると思いますが、そこ慣れていくことです。
いろんなものを撮影して、素敵なカメライフを送っていきましょう!
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