屋内ステージ撮影の方法を解説します!
ステージ撮影

みなさんこんにちは!カメラマンのみじょです。日々撮影方法についての記事を書いています。

さて、今回はステージ撮影について。一口にステージ撮影といっても、屋内と屋外での場合もありますし、どんなステージなのかというのもあります。

今回は、屋内でのステージ撮影について解説します。カメラの設定はどのようにしておけばいいのでしょうか?さっそく、いってみましょう!

Contents

1.ピアノ発表会など、相手がほとんど動かない場合の撮影方法

まずは、ピアノ発表会や合唱コンクールなどの相手がほとんどその場から動くことのない場合について。

この場合は、シャッタースピードはそこまで早くする必要はありません。なので、ISO感度もいっぱいに上げる必要もなく、絞りもそこそこ。シャッタースピードは125分の1で、絞りがF5.6~7.1くらいで、ISO感度が会場自体の明るさによって1600~4000くらいかと思われます。

ちなみにピアノ発表会であれば、ピアノを弾いている指が写るように撮影しておくほうがいいでしょう。ピアノ発表会なのにピアノの鍵盤が見えないのはあまりよくはありません。

2.ダンスやお遊戯会など、相手が激しく動くときの撮影方法

今度は相手が動き回ることが多い場合です。

これに関しては、シャッタースピードを上げる必要がありますね。そして絞りは開け気味で、ISO感度も高目に設定。シャッタースピード250分の1~500分の1秒くらい(動きの激しさによります)、絞りはF5.6以下、ISO感度は6400以上となるかと思います。あとは会場の明るさに合わせて絞りと感度を微調整。

ただでさえ室内は暗いので、そこに激しい動きが入ると撮影がかなり難しくなります。心してかかりましょう。

3.ステージの照明は一定か?ころころ変わるか?ホワイトバランスの設定について

今度はホワイトバランスの設定についてです。ホワイトバランスは、要はカメラに写るときの色合いが青っぽくなるか赤っぽくなるかを決めるものなのですが、ステージ撮影においては照明によって変わります。

まずステージの照明が一定の明るさ、色のとき。このときは、ホワイトバランスをマニュアルで固定するのがおすすめ。色温度を設定できるのであれば、だいたい3700K~4000Kくらいが、コンサート会場での色合いだと思います。

対してスポットライトが当たったり、照明の色が青や赤などコロコロ変わる場合。これに関しては、オートにしておいて大丈夫です。マニュアルでその都度色温度を変えるような余裕はありませんからね。

4.ステージ撮影は、望遠レンズで狙って、たまに広角で全景を撮影するのが一番オーソドックス

私も時期によってお遊戯会を撮影したりピアノ発表会を撮影したりしますが、撮影をするときには大体上記の撮影の仕方をします。

座る場所はステージと同じ高さになるか、それよりも高くなるような座席に座り、三脚にカメラを固定して撮影。ある程度はなれているので望遠レンズを使ってアップの写真を撮影し、もう一台カメラを持っておいて、そのカメラで時折全景を撮影する。だいたいこの流れでひたすら撮影していきます。

午後まであるような撮影だと結構疲れます。集中力を切らさないことが大事です。

5.フラッシュは使用禁止がほとんど。暗い中でカメラの設定を組み合わせてなんとか撮影しよう

こういったちゃんとしたステージでの撮影となると、照明がしっかりとしています。

そのため、フラッシュを使う必要がありませんし、そもそも禁止ということも多いです。

となると、なんとしても避けたいのは被写体がぶれていること。そのためにシャッタースピードを調整したりして、その都度なんとか対応していくことですね。

まとめ

以上5点を説明いたしました。

1、2相手が殆ど動かない撮影とよく動く撮影でカメラの設定は違う

3.ステージ照明の色合いでホワイトバランスを決める

4.望遠レンズでアップを撮影し、広角レンズで全景を撮影するのセット

5.フラッシュは使用禁止。ぶれないように撮影しよう

ステージ撮影は特に被写体ブレが多くなりがちです。また、設定をカメラのフルオートに頼っていては撮影ができません。ブレブレになること間違いなし。だからこそ、しっかりと撮影できる手法を身に着け、思い出に残る写真を撮りましょう!!

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